一昨日、恒例のプロ野球ドラフト会議がグランドプリンスホテル新高輪で開催された。今年も悲喜こもごものドラマが展開されたわけである。
大注目のハンカチ王子こと斎藤佑樹投手はというと、日本ハム・ロッテ・ソフトバンク・ヤクルトの4球団が1位指名をした。私、これ、ちょっと意外であった。どう意外か。多くて意外である。確かに甲子園では優勝した。あの時は良いピッチャーだとも思った。早稲田大学に行ってからも優秀な成績は残している。でも・・・、である。
2010年10月30日

[ ジャンル:スポーツ ]
一昨日、恒例のプロ野球ドラフト会議がグランドプリンスホテル新高輪で開催された。今年も悲喜こもごものドラマが展開されたわけである。
大注目のハンカチ王子こと斎藤佑樹投手はというと、日本ハム・ロッテ・ソフトバンク・ヤクルトの4球団が1位指名をした。私、これ、ちょっと意外であった。どう意外か。多くて意外である。確かに甲子園では優勝した。あの時は良いピッチャーだとも思った。早稲田大学に行ってからも優秀な成績は残している。でも・・・、である。
2010年10月30日
[ ジャンル:雑録・寸評 ]
今日は、昨日からの続き。
英文タイプライターと和文タイプライター、ここまではアナログの極み。特に、和文タイプなんて、活字を拾い上げて印字するところは、原理的には活版印刷と何ら変わらないのである。
2010年10月29日
[ ジャンル:雑録・寸評 ]
今日のお題は、「CC」。
「CC」といえば、人によって頭に浮かぶものがそれぞれかもしれない。私がこれから書こうとしていることは、「C.C.レモン」でもなく、「C.C.ガールズ」でもない。また、体積の単位である「立方センチメートル(cubic centimeter)」のことでもない。
2010年10月28日
[ ジャンル:法学 ]
○不渡り手形のお話(10)
今日は、昨日からの続き。
宝塚建材から1,200万円の債権回収を依頼された逆瀬川弁護士。先ずは、宝塚ホームが伊丹銀行に預けている異議申立預託金を仮差押することから始めたのである。異議申立預託金からの回収は、不渡手形回収の王道である。しかし、この仮差押をしておかないと、宝塚建材が手形訴訟に勝訴しても、宝塚ホームが不渡処分を覚悟して、預託金を引き出したら、すぐさま1,200万円が回収できるとは限らないからである。先ずもって、1,200万円のカネを凍結させることが急務なのである。
預託金の仮差押の場合、請求金額の10%~20%の保証金を供託させるのが通例だが、いくらにするかは裁判所の自由裁量である。とはいえ、相場というものがある。宝塚建材は手形の第三取得者の立場であるから、10%が相場。よって、120万円の保証金を供託するよう命じられたのである。そのことを中山経理部長も逆瀬川弁護士も野上さんも心得ていたわけである。
ちなみに、供託を受け付けてくれるのは、市役所でも裁判所でもない。法務局の仕事である。だから、野上さんは仮差押命令を神戸地方裁判所伊丹支部に申し立て、隣の神戸地方法務局伊丹支局に保証金を供託しに行ったのである。
野上さんから手続きが完了したとの報告を受けた逆瀬川弁護士は、すぐさま宝塚建材の中山経理部長に電話を架けた。
"中山さん、仮差(かりさし)の手続きは終えましたが、手形訴訟の方はどうしましょう。しばらく、様子を見ますか?"
"あっ、先生、早々にしてもろて、有難うございます。そうでんな、仮差受けたら、観念するかもしれんけど、どうですやろなあ。ウチは宝塚ホームとは直接の取引が無うて、あそこの社長のことは、ようは知りませんねやけど、噂ではヘビみたいにしつこい、いうことですわ。仮差受けたからいうて、ハイそうですかと、素直に手形の支払いに応じるとは思えんのですがなあ。"
いたずらに手続きを多くして、報酬がかさむことを遠慮した逆瀬川弁護士であったが、依頼者のことばを聞いて、躊躇することをやめた。
"わかりました。そういうことなら、こちらも一気に打つべき手を進めることにします。3ヶ月もあれば回収できるでしょう。「あれ」さえなければ・・・。"
"ああ、「あれ」ねえ。今回は「あれ」は無いんと、ちゃいますやろか。"
"と、おっしゃいますと?"
推測の中身を逆瀬川弁護士が問うと、中山経理部長が答えて言う。
"いや、直接には、よう知らんのですけど、宝塚で宝塚ホームゆうたら、結構あちこちで建売りの分譲してるみたいでっせ。業績もエエみたいやし、社長も羽振りがエエみたいなこと聞いてまっさかいな。"
「あれ」とはいったい何なのか。ふたりの会話がやけに気になる...。
話が長くなりそうなので、今日のところはこれで止(よ)す。この続きは、折をみてまた、『不渡り手形のお話(11)』でね...。
※ジャンル:法学の「手形・小切手」のうち、 「不渡り手形のお話」は、連載形式としています。通読されたい方は、ジャンル:法学の過去の記事をお探し下さい。
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2010年10月25日
[ ジャンル:法学 ]
○不渡り手形のお話(9)
"両方ともこれでイイですよ。早速、申し立てをしてきて下さい。"
ここは、逆瀬川弁護士の事務所。事務員の野上さんは、自分が作成した書類を逆瀬川弁護士にチェックしてもらって、OKをもらった。
事務員といっても、野上さんは法律事務所25年勤務のベテランである。司法試験の方は毎年、受験はするのだが、いまだ合格はできていない。とはいえ、書類作成などの実務においては、弁護士よりも能力は上かもしれない。そんな野上さんが作成した仮差押命令申立書と供託書だから、逆瀬川弁護士も読み流しただけでOKを出したのである。
"では先生、行ってきます。"
"はい、行ってらっしゃい。"
野上さんは、分厚いカバンに書類を詰め込むと事務所を出て、車に乗った。行き先は、神戸地方裁判所伊丹支部。15分もあれば到着する距離である。
"仮差(かりさし)の申し立てです。よろしくお願いします。"
裁判所の職員は申立書を受け取ると、後ろに座っている書記官のところへ駆け寄り、指示を仰いで戻って来ると、野上さんにこう言った。
"では、120万円の保証金を供託して下さい。供託ができたら、命令は翌日には出ると思います。"
「そんなことは、はなからわかっているよ」と、心の中で思ってはいたが、野上さんは、"はい"と返事した。
ベテランの野上さんは最初から読めていた。この申立書を提出すると、保証金を供託するよう指示を受けること、その保証金の額が120万円になるであろう、ということを。
野上さんは、伊丹支部の裁判所を出ると、隣りにある神戸地方法務局伊丹支局の2階へと足を進めた。そこで、予め用意していた供託書を供託係に提出したのである。
ここで、野上さんは今、どういう行動をしているのかということを少し解説しておこう。
宝塚建材の中山経理部長と荒神社長は逆瀬川弁護士を訪ねて、1,200万円の手形金額の回収を依頼したことを以前、「不渡り手形のお話(3)」で書いたことを思い出してもらいたい。そこで、中山経理部長は、逆瀬川弁護士に着手金と保証金の用意と言われ、即座に着手金50万円と保証金120万円を弁護士に差し出していたのである。ということは、中山経理部長も保証金が120万円であろうということを、長年の勘で知っていたわけである。
話の読めない方のために、もう少しわかりやすくご説明することとしよう。
宝塚建材としては、1,200万円の手形が不渡りになったために、宝塚土木から受け取るべき1,200万円の資材代金をいまだ領収してはいない。手形の振出人は宝塚ホームで、2号不渡で異議申立をしている。ということは異議申立提供金を手形交換所に積んでおり、その前提として宝塚ホームは、異議申立をしている伊丹銀行に異議申立預託金を別段預金しているはずである。中山経理部長は、宝塚ホームが伊丹銀行に対して有する異議申立預託金の返還請求権に目を付け、それから1,200万円の債権回収を図るべく、逆瀬川弁護士にその手続きを委任したのである。
話が長くなりそうなので、今日のところはこれで止(よ)す。続きは、『不渡り手形のお話(10)』でね...。
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2010年10月24日
[ ジャンル:法学 ]
○不渡り手形のお話(8)
"ほんまに、そんなことするんでっか?"
"いや、うちの社長は言い出したら聞かへんの、次長もよう知ってますやろ。"
ここは、伊丹銀行北伊丹支店の応接室。銀行の小林次長と宝塚ホームの経理、南口さんの会話である。南口さんは、もと伊丹銀行の行員で、小林次長から見たら先輩格にあたる。
"わし、そんな手続きなんか、したことおまへんわ。"
元来が、面倒くさがりの性分である小林次長、南口さんから頼まれたことを引き受けたくなさそうである。
ところで、宝塚ホームの南口さんは伊丹銀行の小林次長に何を依頼しに来たのか。ここで、お話を振り返ってみよう。宝塚ホームの仁川社長から南口さんはこのように指示されたのを思い出してもらいたい。
"宝塚土木の債務不履行を理由に、提供金積んで異議申し立て・・・。"
宝塚土木に渡した1,200万円の手形を不渡りにし、不渡処分回避のために異議申立をする腹なのだが、異議申立は宝塚ホームが手形交換所に直接するわけではなく、手形の支払銀行である伊丹銀行が宝塚ホームの委託を受けてすることになる。よって、南口さんは、小林次長にその委託をしに来ているわけである。
"結局は、1,200万円のカネ、用意せなあかんねやから、すんなり落としたらええんとちゃいまんのか?"
あくまで、異議申立はしたくない姿勢の小林次長、南口さんに執拗に食い下がる。
"次長、私も正直なところは同じ考えやけど、一度言い出したら聞かへんのは、知っての通りや。助ける思て、何とか手続き頼んますわ。"
銀行の先輩格にあたる南口さんから懇願されて、さすがに小林次長も重い腰を上げることにした。一旦、応接室を出ると、荒牧課長を連れて戻ってきた。
"課長、宝塚ホームさんがな、7ヶ月前に振り出した1,200万円の手形を、債務不履行の2号不渡りで異議申立したいらしいんやけど、手続きしたってや。"
"はあ?"
唐突な出来事に面食らう荒牧課長。研修を受けて、その知識くらいはあるが実際にはそんな手続きなどしたことがない。
"ほんなら、頼んどくで。"
そう言い残すと、面倒なことはゴメンやとばかりに、小林次長は席を立った。
"異議申立預託金は、当座から落としてもうたらええんで、これ、小切手切っときますわ。 "
1,200万円の小切手を南口さんから渡され、小林次長からは経験のない手続きを押しつけられたのだが、断ることもできない。渋々、本部に問い合わせながら、異議申立の手続きをする荒牧課長であった...。
話が長くなりそうなので、今日のところはこれで止(よ)す。続きは、『不渡り手形のお話(9)』でね...。
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2010年10月23日
[ ジャンル:法学 ]
. ○不渡り手形のお話(7)
光陰矢の如し、我ながら、連載モノを顧みるたびに痛感する。「不渡り手形のお話(6)」を書いたのは、9月4日である。あっという間に月日が経っていることが、これでわかる。このお話もまた、作者自身が、その中身を若干忘れかけているので、(1)~(6)を通読することにした。
ここで、これまでの登場人物とストーリーを簡単に解説してみたい。
〈宝塚建材の中山経理部長〉
先代社長とは労苦をともにしてきたが、先代が他界してからは、2代目を補佐している。宝塚土木から受け取った額面1,200万円の約束手形が不渡りになっても、うろたえることなく、債権回収手続きを粛々と進めていこうとする、この道35年のベテラン経理マン。
〈宝塚建材の荒神社長〉
中山経理部長が宝塚建材に入社した年に生まれた先代社長の子。先代の父からは、会社の差配は中山経理部長に相談しろと遺言されており、そのことは忠実に守っている35歳の2代目御曹司。
〈宝塚土木の山本社長〉
初取引に一抹の不安を感じながらも、宝塚ホームから建売り用地の造成工事を請け負った土木業者の社長。造成工事の検査済証取得後に半金半手、しかも手形は台風手形というキツイ支払い条件ではあったが、仕事が暇なので2,400万円の工事を受注した。受け取った1,200万円の手形を、6ヶ月目に資金繰りがしんどくなって、資材購入の支払いのため、宝塚建材に裏書譲渡した。
〈宝塚ホームの仁川社長〉
タダでは転ばない、不動産業界の海千山千。宝塚土木の不手際により、自社の分譲地の掘り込みガレージに雨漏りが発生したことに激怒し、宝塚土木に渡した1,200万円の手形を不渡りにする。不渡処分回避のため、宝塚土木の債務不履行を理由に、提供金を積んで異議申立をするよう、経理に指示している。
〈宝塚ホームの南口〉
もとは伊丹銀行の行員であったが、銀行のリストラで、退職希望して宝塚ホームに勤務している。仁川社長の命令には絶対服従のイエス経理マン。
〈川西銀行駅前支店の小花課長〉
宝塚建材のメインバンクで、宝塚建材が入金した1,200万円の手形を取り立てに回したところ、不渡返還されたので、あわてて宝塚建材の中山経理部長にそのことを電話報告している。
〈逆瀬川弁護士〉
宝塚建材の顧問弁護士。中山経理部長とは、不渡手形1,200万円の債権回収計画が何やら打ち合わせ済みのようである。
〈伊丹銀行北伊丹支店の小林次長〉
これまでのお話には登場していないのだが、次回に登場することになるので、前もってご紹介しておこう。宝塚ホームのメインバンクの支店の次長だが、性格は極めて面倒くさがり屋。宝塚ホームから依頼されたことを、あまり快くは思っていないようである。
とまあ、こんな感じかな。私自身もだいぶん思い出したので、どうにか続きを書けそうである...。
※ジャンル:法学の「手形・小切手」のうち、 「不渡り手形のお話」は、連載形式としています。通読されたい方は、ジャンル:法学の過去の記事をお探し下さい。
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2010年10月22日