オリジナルチラシ by古澤 【パート1】
[ ジャンル:不動産営業日記 ]
2011年7月29日
最近の不動産チラシを眺めるに、確かにきれいである。広告会社が作成したモノはもちろんのこと、営業マンがパソコンで原稿を作り、輪転機で刷ったようなチラシであっても、今ではカラー刷りもできるし、なかなか精度が良くて、きれいな仕上げとなる。
しかし、営業各人が自分で原稿を作るチラシの場合、もう少しオリジナリティーがあっていいと思う。ググッと、心の琴線に触れるような何かが足りない気がしてならない。クリエイティブな感じに欠けるのである。
なぜか?私はこう思う。
先ず、あまりに整いすぎている。営業マンはチラシをきれいに作る商売をしているのではない。不動産を売る商売をしている。だからこそ、きれいに作っているんだという反論を受けるかもしれないが、私は少し違うと思う。確かにきれいさは必要だが、なにも整然としていなくてもよい。時に、ガチャガチャであってもよいのである。
次に、対象物件に潜む優位性や、それが持つ「味」を語りかけていない。極端な話、世界でたった一つしかない物件なのだから、何かがあるはず。買えるのはたった一人。その一人に語りかけ、誘惑する何かを見つけ出せねばならないのだ。その発見のためには、その物件を前から、後ろから、横から、斜めから、上から、下から、そして時には寝ころんで観る必要がある。営業マンがその物件に惚れ込まないと、その熱は相手には伝わらないもの。惚れられる何かを見つけるまで観察し、そのことをチラシに表現すればよいのである。
前置きはこの辺にしよう。私は営業をしていた頃に自身で作成したチラシの原稿を全て今でも大切に保管している。たまに見ることがあるが、上出来だと感心するモノ、手を抜いたなと反省するモノ、笑えるモノといろいろだ。
てなことで、「オリジナルチラシ by古澤」もシリーズ化することにして折に触れ、私が考えたキャッチコピーをご紹介していくこととしたい。
初回は、このキャッチコピーを。
" わが家に 季節の花 一輪 "
いや~、懐かしい。ガレージはなく、わずか10坪ほどしかない土地に強引に建てた3階建ての新築。昔の大阪市内ならではの家である。
そんな販売難易度の高い家のチラシに一輪ざしの花びんを写真に撮って掲載した私。家にあったお気に入りの花びんを持参し、季節の花を一輪、花屋さんに買いに行ったのはもう13年も前のこと。それを、この物件とは別な新築の出窓に置いて撮影。その写真の右側にこのコピーを添えたわけである。
私は、「たった一人」の奥さんにターゲットを絞った。その奥さんに、こうイメージしてほしかったのである。
家族みんなが温かく住めるなら、家は小さくたっていい。贅沢は言わない。でも、ほんのちょっぴり贅沢をするなら、一輪でいいから花を飾りたい。
四季折々の花を...。
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