イソップ物語 【パート2】 〈後編〉
[ ジャンル:文学 ]
2012年2月 3日
今日は、昨日の「イソップ物語【パート2】〈前編〉」からの続き。
暗くてどんよりした雲空から太陽が顔をのぞかせました。先ほどの失敗を参考にしたのか、太陽はゆっくりと旅人を照らしています。
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強風によってマントをしっかり握りしめていた旅人の手はゆるみました。やさしい暖かさから始めた太陽は、徐々に日ざしを強くしていきました。すると、旅人は暑さに耐えきれず、マントを脱ぎ始めたのです。
「やったー、ボクの勝ちだ。」
太陽は北風にむかって勝利宣言をしました。
「ちくしょー、マントの勝負はオレの負けだな。」
北風はすなおに自分の負けを認めました。
「これで、勝負はおあいこだな。ということは、オレとアンタの力は五分と五分ってわけだ。」
そう言うと、北風は北の方角へと飛んで行ったとさ。
さて、このお話、何となく太陽が勝って北風が負けた、というふうに理解されている向きがあるような気が。
人の心を開かせるには、北風のように厳しい態度で接するより、太陽のごとく優しく説き聞かせる方が効果的だ、というような感じで。
これは、マントの勝負だけが周知されるに至ったことを意味するだろう。
最後に、このお話の教訓について。私なりに分析したところ、次のようなことばが思い浮かんだ。
○手を変え品を変え
○効果的方法論
○二度と同じ手は使えぬ
○得手不得手
○アメとムチ
○その手は桑名の焼き蛤(はまぐり)
○温情主義
○ハト派とタカ派
まあ、こんなところか...。
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