「プラザ合意」と「エクイティ・ファイナンス」と「土地神話」 【パート3】
[ ジャンル:政治・経済 ]
2012年3月 9日
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今日は、【パート2】からの続きで、エクイティ・ファイナンス【equity finance】のお話を。
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英語の「equity 」は「公平・公正」で「fairness」と同義だが、「株式」という意もある。だから、エクイティ・ファイナンスは株式による資金調達のこと。つまりは、新株発行や転換社債(CB)などの起債によって株式会社が資金を得ることを指す。
ちなみに、転換社債は英語で言うと「convertible bond」、略して「CB」。ここで、少し英語の勉強を。
「convertible」は変えられる、転換できる意の形容詞。「convert」は変える、転換する意の動詞で、「ible」は「able」と同様に、~できる・しうる意の形容接尾辞。車で、屋根付きとオープンの切り替えができるものを「コンバーチブル」と言うが、これによる。
よく似たことばに「reversible」がある。表と裏のどちらも使えるリバーシブルだ。こちらは、逆にする・反対にする意の動詞「reverse」+「ible」だが、「reverseible」とはならずに、こういう場合は文法上、「e」が落ちる。
そして、「bond」は結束・束縛・きずなという意から派生して、約定・契約や借用証書・証文という意もある。それに、接着剤も。ここではもちろん、借用証書の意だ。
だから、「転換社債」は「後から株式に転換できる社債」のこと。転換する、しないは購入者の自由。平成14年の商法改正後の正式名称は、「転換社債型新株予約権付社債」である。
要は、エクイティ・ファイナンスというのは、株式会社が自分ところの株を売って資金調達をすることで、対義語として「デット・ファイナンス【debt finance】」ということばがある。英語の「debt」は借金・負債・債務の意で、デット・ファイナンスは銀行などの金融機関からの借入れや普通社債の起債がこれに当たる。
なお、転換社債は転換されるまでは利払いと、満期における元本償還義務を負うので、デット・ファイナンスの範疇に入るが、株式に転換されれば、エクイティ・ファイナンスだと言える。
ここで、会計学の勉強も少し。転換社債を起債した株式会社の会計処理について。
貸借対照表(バランス・シート、balance seatで「BS」と略す)においては、転換前は「負債」の部に計上される。転換行使期限が1年未満のものは「流動負債」、1年以上のものは「固定負債」に。株式に転換されたら、転換された社債相当額が負債から減少し、同額分が「純資産」の部に入る。
どうして、純資産の増加を伴うかと言うと、新株を発行するから。平成13年の商法改正により、会社の方は自己保有株式すなわち金庫株を交付してもよいこととなった。この場合、新株は発行されないが、純資産は増加する。なぜなら、会社の金庫株は純資産からマイナス計上されているから。
前置きが長くなって、本題に入れていないが、長くなりそうなので、今日はこれで終了。続きは、明日にね...。
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