朝練の成果 【その4】
2013年4月13日
『朝練の成果』 【その1】 【その2】 【その3】に続き、今日は【その4】を。
今日は、午前5時33分に目が覚めた。そこそこ大きな揺れを感じたからだ。すぐさまテレビのスイッチをオンにすると、地震のニュースは既に開始されていた。キャスターが声を張って速報を繰り返す。震源は淡路島で、震度は6弱。わが町、宝塚は4程度であったようだ。
「こりゃあ、今日は朝練は中止かな。」
地震が続くようであれば、朝練どころではない。でも、揺れは1回で収まった。晩1時に就寝し、睡眠6時間で、7時起床をもくろんでいた私は、再度の眠りに就けずに寝不足を感じながらも、かぶっていた布団をはいだ。朝練の決行である。
いつもなら私より先に起き出す長男が、まだスヤスヤと目を閉じている。私のビンタに目を覚ました長男が真っ先に口にしたのは地震のことだ。揺れによって目覚めさせられ、二度寝したことを寝坊の理由にしたのである。
着替えて家の外に出ると、先ずは素振り。二人が使用するのは、マスコット・バットだ。ふつうのものより、だいぶんと重たい代物である。私のは30数年前に買ったもの。長男のは1年ほど前だ。今ではそれに振られることなく、振りこなせるようになってきている。
100回の素振りを終えると、秘密練習場へと向かう。ランニングしたら即、キャッチ・ボールだ。
「うん?今日はいつもと違うぞ。」
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球を捕ることと打つことに関しては、かなりの上達ぶりを感じてはいたが、投げるのだけはどうも不満を感じ続けた私であった。左足に体重が載りきらず、球に威力が出ないからである。それが、今朝は違った。右足に載せた体重が、スムーズに左足に載ってくる。左ヒザの折り方が実にしなやかになっているのだ。
何度も何度も口を酸っぱくして言い続けてきた。左ヒザを折り、体重を載せることの大切さを。それでも馬の耳に念仏で、理解できず、いや理解しようとせずにここまで来たのだが、ようやく気づいてくれたようだ。
朝練開始から1年。長いと言えば長かったが、この「気づき」には実に大きな価値がある。今の守備位置はセンターでピッチャーではないが、ナイス・ボールを連呼する私に座れと要求。キャッチャーになれ、と言うのだ。ふつうのグラブでも、これまでは何の痛みも感じなかったのだが、今朝はやけに、ずしりと手に響く。キャッチャー・ミットでないと、痛くてしかたがないボールを投げる日は近いのだろうか。
そうだ、ついこないだ、新4年生になったんだ。
そういえば、投げる姿が、ほんの少し大人びた気がする...。
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