朝練の成果 【その6】
2013年10月10日
『朝練の成果』 【その1】 【その2】 【その3】 【その4】 【その5】に続き、今日は【その6】を。
ブーン、ブーン、ブーン。日増しにシャープになってきているな、空を切る音が。バットを振ってこんな音が出るようになれば大したものだが、小4の長男にはまだちょっと無理かな。
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ブーンと音を立てているのは、箒(ほうき)だ。そう、掃除用具の、あの長いほうき。古澤少年野球教室における打撃特別練習の第一弾は、200個のピン球を打ち抜くことであった。これについては、【その3】で書いた。特訓第二弾が、このほうきの素振り。
打撃練習では、一に素振り、二に素振り、三・四がなくて五に素振り。素振りを何百、何千と繰り返していくういちに研ぎ澄まされてくるのだ、身も心も。およそ、何かしらの棒を振る場合、スイング・プレーンが形成される。ゴルフにおいてよく取りざたされるが、野球のバットでも同じこと。
振ったときにきれいなお皿が出来上がらないといけない。いちばんよろしくないのが、デコボコの皿。というか、皿の外側が波打ったようなのがいけない。これは、身体がバットの動きを邪魔している証拠であるからだ。特に、腕の力。振ろう振ろうとして、グリップを握る手に力を入れてしまうと、その力の分だけヘッドの走りを鈍くしてしまうのだ。
素振りを繰り返すと、この過ちに気がついてくる。あっ、今邪魔したな、あっ、今のはヘッドがスムーズに走った、というように。また、こういった、ちょっとした違いがわかってくるのは、精神が集中しているからに他ならないのだ。
で、ほうきを振る効用は、というと。バットのコントロールやさばきの練習は、短くて細い棒が適している。ピン球を園芸用の支柱で打ち抜くのが、それだ。ほうきは、振るにしては長く、ブラシの部分はそれなりに重量がある。だから、これをバット・スィングのように振る場合、ほうきを巻き付けるようにしながら、腰を回転させないと、しっかりとは振れないのだ。
そう、ほうき素振りの効用は、バットの巻きつけと腰の回転を身体に覚えさせることにある。これが自然にできるようになれば、しめたもの。勝手にバットのヘッドが前に出てくる。ピッチャーとしては、常にヘッドを前に出してくるバッターは怖いと感じるものだ。そういうバッタ-に対してピッチャーは、幾分か前に向かっていくのをためらってしまう。となれば、球威も少し落ちるもの。そこが、狙い目だ。
打撃練習ピッチャーを務める私としても、同じ気持ち。この前なんて、朝練中に4発もピッチャー返しをくらったもんね。うち2発は、不覚にもグラブで取り切れず、球は私のお腹に直撃だ。
うう~、なかなかいい振りしてやがる...。
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