宝塚市不動産専門(新築一戸建て・新築分譲)「タカラコスモス」

部長のブログ

囚人のジレンマ(Prisoner's Dilemma) 【中編】

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2014年1月21日

 今日は、昨日の『囚人のジレンマ(Prisoner's Dilemma)【前編】』からの続き。

 トムもジェリーも出した答えは、ともに自白。この場合、自白は裏切で、黙秘は協調ということばに置き換えても差し支えない。ここで、2人が取るべき行動と懲役期間の関係は、次のような組み合わせとなる。

               ジェリー:黙秘・協調       ジェリー:自白・裏切
トム:黙秘・協調    トム1年、ジェリー1年      トム5年、ジェリー0年   
トム:自白・裏切    トム0年、ジェリー5年      トム3年、ジェリー3年


2014.10.21.gif
 これを利得行列というが、トムとジェリーは互いに黙秘して協調すれば、お互い懲役1年ずつで、その総和は2年となり、明らかにこの方が有利であることはわかっていても、3年ずつの総和6年の道を選択してしまう。2人とも自身の利益のみに執着しているからである。

 これは何も互いを疑ったための結論ではなく、いかに自分にとって有利な選択はどちらかという判断のもとに下す点が肝なのである。

 ちなみに、囚人たちの行動は数学的に証明できる。が、それは血の通わぬ数式であって、人間の感情などというものは端(はな)から考慮されてはいない。

 俺は信じるぜ、相棒を。な~に、ヤツが裏切ったとしても、かまやしねえ。その時は、自分がバカだったとあきらめるまでだ。きっとヤツなら俺とおんなじ考えを持つはずさ。2人にとって最良の選択はどちらかってことをな。そんなヤツだからこそ、俺は相棒に選んだんだ。よし、決めた。俺は黙秘を選ぶぜ!

 いつもはケンカばっかしているが、心の奥底では愛情を抱き合っているトムとジェリーなら、ひょっとしたら完璧な数式を打ち破ってくれるかもしれない。

 ところで、「囚人のジレンマ」は、ゲーム理論の一種。現代の政治・経済学は、このゲーム理論抜きには語れない。MBA(経営管理学修士)の課程にも入っているほどなのだ。


 このお話は一気にこのまま終わりに突入させようと思ったが、微妙に長くなりそうなので、今日のところはこれで止(よ)す。続きは、休み明けのことに...。


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プロフィール
(株)タカラコスモス部長
古澤陽一
昭和41年11月、大阪市大正区で3姉弟の末っ子長男として生まれる。大阪市大正区の市立小・中学校を卒業。中学時代は『金八先生』が流行った校内暴力全盛時。
大阪府立大手前高校では、硬式野球部に所属。後、京都に憧れ、立命館大学法学部に学ぶ。ゼミでは、「クレジット・サラ金問題」を専攻。
卒業後、大阪市北区西天満の吉澤司法書士事務所に入所。3年間の勤務の後、株式会社タカラコスモスに入社、現在に至る。
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