40km/hのおはなし 【前編】
[ ジャンル:雑録・寸評 ]
2014年3月13日
「出ました~、9.58。ウサイン・ボルト、史上最速男です!!」
これは誰もがすごい記録だと考えることだろう。100mを10秒切って走るなんて、と。
「おい、こら~。なにをトロトロ走っとんねん!!」
車で先を急ぐとき、追い越しができない場所で前の車にゆっくり走られると、いらだちを感じるものだ。そんなとき、前の車は40キロ未満で走行していることだろう。
『うっかり失効』という記事でお恥ずかしい私事を述べたが、最近に運転免許の猛勉強をしたり、試験を受けた影響なのか、最高速度を制限した道路標識がやけに目にとまる。
一般道路では、どこの街を訪れても、時速40キロで規制しているのがほとんどだ。円の外側が赤く縁取られ、白地に青色で40の数字を記した規制標識とともに、市内全域の補助標識が掲げられていることが多い。
この40km/hという速度は、車の運転においては実に合理的であると思われる。燃費がよくなるという面も見逃せないが、やはり交通事故が極端に減少するという効果は絶大だろう。
![]()
ここで、ウサイン・ボルトの公式世界記録に話を戻そう。100mを9.58秒で走る速度は、時速ならいったいどのような数値になるかをお考え頂きたい。これがすぐにできたら、「算数がよくできました。」ということになる。答えを先にいうと、37.57km/hだ。
但し、これは平均速度でしかない。100mという距離の中では、どうしてもスピードにむらができてしまう。クラウチング・スタートを切るわけだから、初速が鈍いのは当然だ。反対に、スピードが乗ってくる中間から後半にかけては、かなりスピードが増す。
ちなみに、ボルトが9.58をマークしたレースでは、65.03m地点が最速で秒速は12.27mであった。時速に変換すると、44.17kmとなる。
人間が行う100m走は等速度運動ではないが、直線100mの区間における平均速度を計算する場合は、同じように次の方程式で計算して差し支えない。
話が長くなりそうなので、今日のところはこれで終了。続きは、明日のことに...。
- コメント


