40km/hのおはなし 【後編】
[ ジャンル:雑録・寸評 ]
2014年3月15日
今日は、『40km/hのおはなし』 【前編】 【中編】 からの続き。
自分の足でまわりを見ながら歩くと、道は覚えやすい。風景などの座標データを蓄積しやすいからだ。反して、車に乗ると途端に覚えにくくなる。記憶に残るデータ量が乏しくなるからである。
このことから、データの蓄積はスピードに反比例して減少していくということが言える。この点においても、時速40kmという制限速度は人間が認知や記憶についていけるギリギリのラインであり、理にかなったスピードであることが感覚的にわかる。
今、自分がどこを、どのように走っているのかを認知でき、また接触しそうなヒト・モノが近くにないかを確認し、もしあっても危険回避の行動に移れる限界点だとも言えるのだ。
科学文明は、この数百年でめざましい進歩を遂げた。とともに、人間の座標感覚は鈍るばかりだ。本来的に持ち合わせたその感覚を使わなくなったからだ。地図や羅針盤などの感覚補助道具を使用していた頃は、まだよかった。
近年に爆発的な勢いで普及したカー・ナビという文明の利器を使うようになってからは、もうダメだ。だから、私は見知らぬ街を旅する以外には、まずこれを使わないようにしている。
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まあ、とりとめもなく、あれこれ書いたが、結局のところは40km/hを心がけようということで。
あのウサイン・ボルトよりも速いと思えば、あながちスローなスピードではないのだから...。
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