京都 VS 大阪 【後編】
[ ジャンル:スポーツ ]
2014年4月 4日
今日は、昨日の『京都VS大阪【前編】』からの続き。
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平安の戦略も功を奏した。1・2・3番が左打者の履正社に対し、3人のサウスポーを継投でぶつけたのだ。そして、4-2で迎えた8回裏一死満塁、カウント2ボールの大ピンチで右のエース登場だ。このヤマ場を0点に抑えたのが大きかった。この流れで9回表、キャプテン河合のダメ押しツーランと来れば、逆転劇を繰り広げてきた履正社といえど、さすがに勝負ありだ。
それにしても、平安のショート石川選手の守備はうまかった。久しぶりに惚れぼれするような名ショートを目の当たりにしたね。試合途中から私は守備につく彼ばかりを見つめていた。実に基本に忠実だ。
左かかとを地面につけ、つま先をグイッと上げながら捕球する練習を繰り返す。ピッチャーが投球動作に入ったら、両脇を締め、両足を小刻みに動かしつつ少し前進しながらバットに当たる瞬間ピタリと静止する。まるで、獲物を狙うネコ科の動物を見ているようだ。準備万端だから初動が極めて速い。どんな方向に飛んで来ようと、素早く反応できるのだ。
ランナーがいるときは、ピッチャーの後ろに回るカバーリングを忘れない。これはショート、セカンドの基本動作だから忘れる選手のほうが少ないが、この選手はキャッチャーからピッチャーへの送球をまるで自分が捕るボールのように両脇を締めながら後ろに回るところがすばらしい。しかも、ピッチャーが完全に捕球するまで目を離さないのだ。
もしもピッチャーが落球し、ボールを3mほど横にそらした場合、その隙を突いて3塁ランナーがホームを狙うことだって十分にあり得る。1つのボールを追いかけ、どのようなプレーにも常に気を配る。これが野球の基本だ。甲子園を勝ち上がっていくようなチームの場合、相手のちょっとした隙を突いてくる選手ばかりがグラウンドに立つ。少しの油断が負けにつながっていくのである。
実際のところ、履正社はこの名ショートに幾度となく行く手をさえぎられていた。センターへ抜けた!これで1点。というようなヒット性の当たりも好捕。それもやや前に出ながら腕を伸ばしているから、1塁をアウトにできるのだ。
一見、ふつうのショート・ゴロに見えても履正社の左軍団は足も速い。ゴロを待って捕っていては内野安打にされてしまうほどに速いのだ。だから、石川選手は一歩でも前でゴロをさばこうとする。そのフットワークが実にいい。
基本に基本を積み重ねているから、絶対の自信あり。どんな打球も来い来いだ。この夏、甲子園に出てきたら、ぜひご注目を...。
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